高価な所有意識、扉を残しておきたい問題

我々は自分が所有するものに、実際の価値以上の評価をしてしまいがちだという。

自分が買った車、自分がリフォームした家。。

ところが、自分では高い評価をしているにも関わらず、他人からしてみれば、それはなんら価値にはならない。

 

この話を聞いて前住んでいた部屋の防音加工のことを思い出した。初心者DIYゆえに綺麗な出来ではなかったが、何もない部屋に防音効果が付加されるので、退去時そのまま残しても、物件としての価値が上がるため、問題ないのではないか、と一瞬ではあるが考えていたのだ。

冷静になった見ると、誰しもが防音効果を求めているわけではないし、ましてや、見てくれの好みの個人差が分かれそうだったので、むしろ人によっては、物件の値下げを交渉してくるかもしれない。ー結局私は泣く泣く防音加工を全て引き剥がして処分するのだった。

 

もう一つのトピックはより今の自分にとって、重要な話だ。

人は常に選択肢を手元に残して置きたがるという話だ。現実には片方だけを追い求める方が、経済的にも精神的にも良かったとしてもだ。

スティーブ・ジョブズの言葉を思い出す。「最も重要な決定は、何をするかではなく、何をしないかを決めることだ」

悩んでいる時間、あるいは、本気でやりたくないことについて時間を使うのは愚の骨頂であるということだ。

 

本当にやりたいこと、それがないならば、最もマシなことをできるだけ長時間できるように、

人生を計画していくべきだ。